もし私が何らかの不動産(仮に中古マンションとします)を所有していて、その不動産を売却しようとした際、

不動産の査定を出してもらい、その価格の安さに驚いた!

なんて事が無い様にしておきたいと思うと思います。

という事は、不動産業者としては、 やはり不動産オーナー様が、不動産を売る時に知っておいた方がいいことを知識として網羅しておく必要があります。

そこで、不動産価格の考え方を勉強していきたいと思います。


今回学んだのは、 まず、不動産は一つとして同じものは存在しないという事。

これを一般的には「個別性」と呼びます。

同じ地域の土地でも、面積や方位、接している道路の状況によってその価値は大きく変わりますし、仮に同じマンションの同じ形のお部屋であっても、そのお部屋の状態によっては価格が変わります。

この個別性を十分に理解し、 売却を検討している不動産の価値、価格を検討していかなければなりません。


次に、売却する時期によって、相場が変動するという事。

これを一般的には「取引時点」と呼びます。

不動産市場自体が変動し、同じ不動産であっても売る時期によって価格が変わってきます。

なので、不動産市場の動きも踏まえていくらで売却するか検討する必要があるという事ですね。


また、不動産においては、価格が先に決まっていて、それを買うかどうかの選択をするという訳ではなく、
売主と買主が互いの希望条件を出しあい、価格を決め、合意した場合に限り、売買が成立します。

したがって、話を進める方がどんな買い主かによって、査定の付き方も多少変わってくる可能性があります。


その辺も踏まえると、やはり、普段からの情報収集がとても大事になります。
もちろん、個人では調査するにも限界があるので、 不動産業者に査定を出してもらう事にはなると思いますが、まずは自分で自身の持ち物である不動産の価値を知っておくという事は大事ですね。